新型コロナウイルス手洗い

暖房と加湿でウイルス対策

アルコールや手洗いなどの拭いた瞬間や洗った時点の対策に加えて、その場所の空気を暖めて加湿することで、連続した時間の対策に効果があるようです。

はじめに、コロナウイルスとは?

風邪もコロナウイルス

ほとんどの人が6歳までに感染する風邪。その原因のウイルスの1つがコロナウイルスです。
発見されたのは1960年代で今から50年以上前になります。

コロナウイルスは7種類

コロナウイルスは7種類あり、そのうち4種類が風邪の病原体で、世界中で毎年発生していて感染者数は無数です。
5つめのコロナウイルスがSARSで、2002年に中国で発生。
6つめがMERSで2012年に中東で発生しました。

そして新型コロナウイルスが2019年に中国で発生し、2020年に入ってから日本でも流行しています。

加湿でウイルス対策

夏風邪の原因になっている高温多湿を好むウイルスもありますが、新型コロナウイルスにもインフルエンザと同じく加湿が対策に有効です。

有効な温度は? 湿度は何パーセント?

インフルエンザウイルス対策に有効な湿度

家庭にある温度計でも湿度を測れる場合がありますが、一般的にはパーセントで表示されています。
その気温の空気に溶かせる水分量の限界を100%として、その割合のパーセント表示です。

水分量11g/m3以上

1立方メートルの空気の中に、11グラム以上の水分があると、インフルエンザウイルスの対策に有効です。

相対湿度と絶対湿度

空気が含める水分は温度によって変化します。
縦x横x高さ1メートルの立方体の空気の中に、何グラムの水分が含まれているかです。

気温が0度の時は、最大4.9グラムの水分しか含めませんが、気温40度では51.1グラムの水分を含めます。

気温0度で水分量4.9グラムだと湿度は100%ですが、
気温26度で水分量4.9グラムだと湿度は20%です。

ウイルス対策の気温と湿度

上下が気温、左右が湿度のパーセントです。

11グラム以上の水分を空気に溶かすためには、気温14度以上が必要です。

その理由は下のグラフをご覧ください。

気温と湿度と水分量

ウイルス対策の気温と湿度-水分量11グラム以上

気温が12度以下だと、湿度100%でも水分量が11グラム以下です。なので気温を14度以上にしないと、ウイルス対策に有効な11グラムの水分を溶かすことができません。
※その範囲が色つきのセル部分です。

気温が42度あれば湿度20%でも水分量は11グラムを超えます。
気温が14度では、湿度100%で水分量は12.1グラムです。

でも湿度の上限は70%以下で、「カビ対策」

一般家庭やオフィスなどでは、湿度は高ければ高いほど良いというわけではありません。

湿度が70%を超えると、カビが増えやすくなります。
そのために、湿度は65%くらいまでに抑えつつ、水分量を11グラム以上にすることです。

ウイルス対策の気温は20度以上

湿度が65%以上の部分を色を消すとこうなります。

ウイルス対策の気温と湿度-水分量11グラム以上湿度65%以下

しかし一般的に暖房で暖める温度は26度くらいが上限でしょうか。
そうすると、オレンジ色の濃い部分が、水分量11グラム以上の、現実的な気温と湿度になります。

暖房と加湿でウイルス対策まとめ

暖房と加湿でウイルス対策

・水分量11g以上 ※冬のウイルス対策
・湿度65%以下 ※カビ対策

その範囲の気温と湿度は……

26度 45~65%
24度 55~65%
22度 60~65%
20度 65%

終わりに

これまでは省エネのために冬の暖房は20度や18度までと言われてきましたが、ウイルス対策にはかなり高めの温度設定が必要になります。

エアコンの設定温度を上げれば済むかもしれませんが、場所によっては暖房も加湿も追いつかない場合があります。

レンタルで加湿と暖房

夏には熱中症対策でも使われるミストファンは加湿にも有効です。

そしてブルーヒーターは屋内外の暖房に効果的です。

今までは省エネを優先した暖房が推進されてきましたが、この冬はウイルス対策の温度設定と加湿を検討してはいかがでしょうか。

参考資料

・Airborne micro-organisms: survival tests with four viruses[G. J. Harper]
・国立感染症研究所のホームページ
・宮城県地域医療情報センターのホームページ