床ハガシ機とは? ハツリ?ケレン?剥離?(フロアスクレーパー&フロアペッカー)
床を剥がす目的
リフォームなど床を張り替える時に、今までの床タイルなどを剥がしたり削り取る作業が必要です。
身近なPタイル
学校の割れた床タイルを覚えてますか?
丈夫なプラスチック製の床タイルがPタイルですが、子供が毎日飛び跳ねたり走ったりで、教室や廊下のどこかしら割れていたのを思い出します。
まとめ買いすると安いPタイルは、1枚あたり10円から20円くらいのようです。
ちなみに一般的には床タイル、フロアタイルと呼び、Pタイルとは田島ルーフィング株式会社さんの商品名だそうです。
剥がす、ハガス、はがす
新しくするために、床や塗装などを剥がす作業を
ハツリ、ケレン、剥離
といいます。
ハツリ(斫り、Chipping)とは、人力でコンクリートの壁や床を壊したり、ノミやタガネで表面を削って整える作業です。
ノミを使う古来からの方法から、ノミ状の先端を強力に動かす機械や、油圧やエンジン動力で削るだけでなく解体にも使える機器もあります。
ケレン(Clean)は英語のクリーンがなまって、ケレーン、ケレン、だそうです。
金属表面のサビや異物を取るクリーニング作業がケレンで、様々な方法と機械があります。
※”Clean”と言ってる欧米人に対して「けれーん?けれん?」と会話してる光景を想像すると微笑ましい……
床剥がし機&スクレイパー
床は基本的に平面で広いので、効率的に作業できるように特化した専用設計の機械が床剥がし機です。
ヘラ状の刃が電動カッターのように動いて、Pタイルやクッションフロアを効率よく剥がします。
ヘラ状の器具を英語でスクレイパー(scraper)と言い、手で使うサイズの物から数メートルの大型建設機械まで全てスクレイパーと呼ばれます。
ちなみに手持ちの小さい物は、クリーンが語源の和製英語、ケレンとも呼ばれています。
スクレイパー?ペッカー?
床剥がし専用機を、床用のスクレイパー、フロアスクレイパーと言います。
ヘラ状の刃が前後する動きを、動物がクチバシでつつく様子に例えて、ペッカー(Pecker、くちばし)と名前を付けるメーカーもあります。